餞餅焼き

11月20日の行事といえば、ご近所の天神さんの餞餅焼き。

毎年、せんべい焼きの時期には霙やあられが降ったりで冬を実感させられる日です。そんな中、せんべい焼きの火に当たると1年風邪ひかない、とよく言われたもんです。

今年も朝から雨・・・あーあ、うちのぽんきち君もせっかく楽しみにしていたのに・・・

姪っ子に「雨でせんべい焼きの火が消えたらどうしょう?」と言われ、そういえば今まで中止になるほど降った覚えが無いなー、びしょ濡れになった覚えもないなー・・・などと話していました。案の定、夕方から少しですが青空が見えるほどに回復。曇っちゃいましたが、絶好の焼き日和に。

妹家族に手巻き寿司を御馳走になり、ぽんきち君と姪っ子を連れていざ!!

ところが二人ともすぐに飽きて、「焼いて~」「あっち行っていい~?」の連発。

せんべい焼いて40年(間は少々抜けていますが)の私と妹。焦がさず、落とさず、根気よく(実は楽しい)いい塩梅に焼いて二人の口にほりこみました。

お店で売っている煎餅と違って、素朴な味が懐かしい~。姪っ子は一人でバクバク食べておりました。火加減も丁度よく、焼き芋をほりこみたいほど。

この場で、川東地区の子供たちは覚えるのです。
いかに上手に焼くか(炭火のおき火が一番)、他の人の竿に重ならないように、竿を抜くとき周りの人に当たらないように気を付ける、
周りを歩くときは竿に足を引っ掛けないように、竿の先っちょを他人に当てるなんてもってのほか。

中学生の甥っ子は、社交場と化した天神さんで、お友達とわいわい楽しそうにしています。気比さん祭り以来の公認の夜遊びです。(9時までよ)

父ちゃん達は、家でボージョレーヌーボー+泡盛でいい気分。そんなんだから一番に風邪ひくのよ~。

最近は、近所だけでなく、敦賀遠方からも来るのか、(大学?)学生のグループもいました。

見ていると、燃え盛る火の中に突っ込み、5秒でぐにゃりと曲がったせんべいを「焼けた」と食べ、
「生じゃん、焼けてねー」と竿を振り回し、周りの人に竿を当てる素人に、おばちゃんは「マナーがなってない、考えて焼け!」と家に帰ってからグチりました。